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吉岡達生著 

 『 初代大審院長 
玉乃世履 −年譜− 』
 



数冊入荷しました。 

 

yoshioka-tatsuo.jpg (52619 バイト)

著者の吉岡達生(たつお)先生は耳鼻科のお医者様です。

yoshioka-book.jpg (41223 バイト)

吉岡達生著『初代大審院長 玉乃世履 −年譜−』 について

近代の法曹の大先達である玉乃世履(初代大審院長)は、山口県岩国に生まれた。
本書は、初めて出版された玉乃世履(たまのせいり)の研究書である。
これまで謎に包まれていた、知られざる玉乃の全生涯が、初めて詳細に明らかになった。
玉乃没後百十六年の2002(平成14)年9月に本書を出版した。 

■本書の特徴
■本書の価格および購入申込先
■本書の構成・目次
■概説の詳細項目
■略伝の特徴と役割
■玉乃世履−年譜−の特徴
■主要人物一覧の記載事項
■参考文献一覧の記載事項
■研究者の皆様へ−年譜の詳細項目・区分−
■著者から読者の皆様へ

 

■本書の特徴

  研究書でありながら、一般書にもなるよう構成・内容に配慮しいてる。
  内容レベルを決して下げることなく、一般読者も意識して構成・執筆し、
  一般書なみの低価格にしている。
  研究者の皆様には、法学部法制史とくに明治法制史、文学部日本史
  とくに近代史(明治)などの分野で、必備の文献と考えている。


    本書のご購入方法

                    B5版253頁(口絵などを含めると264頁)
                   
 6,000円/冊
              (商品代、送料、代引き代、消費税、オール込み)




   FAXによるご注文

   『 玉乃世履 −年譜−注文』
とお書きいただき、
     お届け先、電話等を明記して下記までお送りください。
     宅配便代引きでお送りいたします。

                       FAX 0827-43-3213



メールによるご注文

『 玉乃世履 −年譜−注文』とお書きいただき、
    お届け先、電話等を明記して下記までお送りください。
    宅配便代引きでお送りいたします。



            ■メール



■本書の構成・目次

  本書の主要な構成は、以下の通り。
  @最初に口絵五頁を置き、つづいて末永汎本先生と一坂太郎先生の
    序文・推薦文
  A目次
  B「はじめに」に続き、玉乃世履の研究史のまとめ
  C玉乃世履−概説−(要点の簡潔なまとめ)
  D玉乃世履−年譜−(詳細なもので、出典・典拠を明記する)
  E主要人物一覧(あいうえお順)
  F参考文献一覧(文献目録。玉乃世履著作は編年で一括してまとめた。
   研究書も論文も書誌的事項を記載した。自筆本・稿本などは、必要に応じて所蔵者名を記す)
  Gあとがき、著者略歴

■概説の詳細項目

  要点を簡潔にまとめた概説は、以下の通り。
  @名前と家系、
  A略伝−年譜の簡潔な要約−
  B思想・学問、
  C幕末の岩国、
  D明治前期の司法・裁判、
  E拷問廃止、
  F司法省官吏へのフランス実定法の講義、
  G法典編纂(治罪法・民法・民事訴訟法など編纂に関与)、
  H学校での法学教育(東京大学法学部講師を兼務)、
  I明治の大審院長、
  J日本の名裁判官、  
  K親戚と友人関係

■略伝の特徴と役割

  玉乃世履−概説−の中の「玉乃世履の略伝」は、著者として最も力を注ぎ、
  索引的な役割をもたせた。
  年譜の簡潔な要約であり、一般の読者に一番読んでいただきたい。
  興味のある事項について、年譜を辞書のように活用していただことを意図 
  している。伝記資料のように、出典を明記しているので、
  さらに詳細な研究も可能であろう。

■玉乃世履−年譜−の特徴

  年譜の特徴のひとつは、一貫して編年で史・ 資料に基づき詳細に
  記述している点である。1825 (文政8)年に岩国に生誕して、1886(明治19)年に 
  東京で没するまで(さらに没後6年まで)の事項 である。
  対象とする分野は、儒者・司法官・法律学者・親戚・交友関係、
  さらに詩文・書を含めて、 すべての事績である。
  客観的に評価するため、史・資料で明らかにな った点は、すべて記載した。
  たとえば、江戸後 期に岩国藩において役職を四回罷免された時期 ・内容を記す。
  また、資料の評価・位置づけの問題があるが、木戸孝允から山田顕義あて
  書簡(明治8年5月9日−大審院長に玉乃を推薦−)も記載する。
  木戸の推薦が、どこまで効果があったかは、さらに検証する必要があろう。
  玉乃の自殺に関しても、史・資料で明らかになった事柄は、すべて記載している。
  今後は根拠に基づいて、論究すべきと考えている。

■主要人物一覧の記載事項

  あいうえお順に、生没年、出身地、名・字・号・通称、経歴、位階勲等、爵位などを
  簡潔に記載する。

■参考文献一覧の記載事項

  玉乃事績および関連事項の典拠となった文献目録である。まず、玉乃世履著作は
  編年で一括 してまとめた(初めての著作目録である)。文献検索が容易となるように、
  研究書は出版社・出版年まで、論文は雑誌名・巻号・発行年まで書誌的事項を記載した。
  自筆本・稿本などは、必要に応じて所蔵者名を記す。文献数は443である。

■研究者の皆様へ−年譜の詳細項目・区分−

  江戸後期は地元岩国の文献を駆使した(参考文献一覧に記載)。岩国で生誕・成長して
  岩国藩士としての事績から、詳細に解明した。以下、順に項目を挙げると、
  @成人するまでの成長の過程、
  A父の出奔・脱藩のため士籍を削られた苦学の時代、
  B士籍に復し儒学を学びに行った京都留学時代、
  C藩校の儒者(助教)の時代、  
  D行政官である代官の時代(第二次長州征伐−四境の役−における軍事を含む)、
  E岩国藩の御用人役の時代である。

  明治前期の事績は、岩国の文献とともに官員録・補任録や明治法制史などの
  資料に基づく(参考文献一覧に記載)。以下、順に項目を挙げる。 
  @岩国藩士の玉乃が京都で公議人を務めた時期、
  A京都から東京に赴任し明治新政府の官吏(雇士)にる過程、
  B徴士として会計官判事試補 になり、民部省を経て司法省に入省するまでの 経歴、
  C司法官(司法省から大審院へ)の業績、 
  D司法大輔兼元老院議官の時代、
  E再び大審院 長となって以後の時代、
  F没後の玉乃関連事項、 を編年で詳細に記述した。
  研究者の皆様には、年譜を活用していただき、さらなる玉乃世履研究の発展を期待している。

■著者から読者の皆様へ

  著者の吉岡達生は、岩国市の耳鼻科医で、仕事の余暇に岩国の地方史を研究している。
  玉乃世履研究は、百以上の個人と関係機関のご協力を得て、
  四年半の歳月をかけて完成した。著者満五十才を区切りに、岩国市で自費出版した。
  本書の内容は、単なる趣味のレベルを遙かに越えて、専門のレベルに到達しているものと、
  研究・調査協力者より評価をいただいた。
  自費出版でも、一流出版社のものと遜色のない内容と考えている。
  多くの読者のご判断・ご批判をあおぎたい。
   
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